2011/08/13
超音波診断装置
 診療だより

本年4月に超音波診断装置(日立 HI VISION Avius)を購入し、診療に用いています。

echo

超音波は内科や婦人科ではなくてはならない検査機器です。

整形外科でも乳幼児の股関節脱臼や脊椎手術の際等に用いていましたが、X-pのように普及したものではありませんでした。

整形外科で必要とされる浅いところを見るプローブは昔は随分高価だった記憶がありますが、価格が下がり、かつ性能が向上し、現在では整形外科診療に不可欠な診療機器になりつつあります。

実際に使ってみて、あたりまえではありますが、X-pでは見えない軟部組織が良く見えます。決定的な違いは動かしながら見えることです。また放射線被爆も当然ありません。

異物;X-pで見えない異物が確認できます。木の枝などが刺さり感染しているが、異物が残留しているかどうか不明な時、確信して皮膚切開を加えることができます。

筋・腱断裂;アキレス腱断裂で足関節の底屈で断端同士がどの程度接するかが見えます。治療法の選択に役立ちます。

その他の腱についても断端の位置を確認できますし、ばね指の肥厚腱鞘の範囲や肥厚腱の範囲、さらにばね現象そのものも確認できます。伸筋腱脱臼なども脱臼過程を確認できます。

腫瘍(腫瘤);MRIのような解像力はありませんが、液体が溜まっているかどうか、また血流の有無(ドップラー)を確認できます。穿刺を施行するかどうか迷うことがありますが、安心して行うことができます。

その他にも肩関節の診断など外来診療でエコーが有用なケースはたくさんあります。

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