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診療部で「帯状疱疹について」勉強会を行いました。

帯状疱疹について

 

 疫学

    ・日本人の9割が水ぼうそうウイルスを保持しています。

 ・80歳までに日本人の約3人に1人が発症します。

    ・日本では年間約60万人が発症します。

    ・帯状疱疹は年々増加傾向です(日本では1997年~2019年で63.8%増加)。

    ・帯状疱疹の患者さんの7割以上が50歳以上です。

    ・高齢になるほど女性の発症率が高いです。

    ・帯状疱疹は水ぼうそうの流行が少ない夏に多く、流行が多い冬に少ない傾向があります。

    ・一度、帯状疱疹になるとウイルスに対する免疫により再発する事は少ないですが、免疫の低下などにより数%は

  再発する事があります(再発する場所は初回の部位と異なることも、同じこともあります)。

 

〇帯状疱疹は他の人にうつるのか?

    帯状疱疹は、帯状疱疹として直接人に感染することはありませんが、発疹部位にはウイルスが含まれているため、

    水ぼうそうにかかったことのない人がこのウイルスに感染すると水ぼうそうとして発症する可能性があります。

    痂疲化(かさぶた)するまで感染性があります。

    そのため、患部は包帯やガーゼで覆い、他の人が直接触れないようにしたり、使用したタオルなどは家族と

    共有しないようにし、予防策を講じる必要があります。

〇免疫力低下はなぜ生じるのか?

    加齢、疲労、ストレスなどで免疫力は低下します。

 

〇帯状疱疹の予防は?

    帯状疱疹は、ストレスや免疫の低下などが誘因となり発症するため、日頃の体調管理が大切です。

    予防接種も有効な手段の一つであり、65歳の方などを対象に定期接種が実施されています。

                                               (帯状疱疹診察ガイドライン2025、および帯状疱疹BIKENホームページより引用)

 

 ※川谷整形外科でも診察、予防接種をしていますので詳しくは診察でご相談ください。

 

 

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