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「心停止回避コース」(※INARAS)とは、患者の見方や対応について学ぶ(個々のスキルアップ)」、「チームで戦く事の意義を学ぶ(チームのスキルアップ)」、「必要なタイミングで医師を要請するための報告について学ぶ」以上の3つの体系的アプローチの手法を通じて体験しながら学ぶ講習会でした。患者の様態変化から増悪、心停止に陥ることを回避するために、体系的アプローチを用いて患者を繰り返し評価・認識する事で、状態の経時的変化を的確に把握し、状態安定化のための行動を適正化できることを目的とした講習会です。
今回は、令和7年4月20日に松山市民病院にて開催された講習会に参加させて頂きました。
「心停止回避コース」は、スキルステーション、シナリオステーションがあります。
「スキルステーション」は、1次評価ABCDの評価法、認識の仕方、行動の手順をとうして、体系的アプローチの思考過程を学びます。「シナリオステーション」は、実際に模擬患者に触れて観察を行いながら「評価」「認識」「行動」のODAサイクルを回すことで、チームで最良の介入を行う方法や適切なタイミングで医師へ報告する事を学びます。
まずは、4つのチームに分かれてインストラクターの指導のもと、個々のスキルアップとチームのスキルアップを図るために段階ごとに学んでいきました。最初に各グループで目標設定を行います。わたしたちのグループは「ひとつ、何かひとつ覚えて帰る‼」を目標として研修に臨みました。
スキルステーションでは、「気道・呼吸の評価法と認識」「循環・中枢神経の評価法と認識」についての認識に基づく行動として具体的な手技を学びました。
シナリオステーションでは、患者の現状を「見て、聞いて、触れて」それに対して何が必要かを考えて行動し、行動したことによって変化はあったのかを繰り返し再評価する事を体験しました。今回の講習会では、「チームでの協力」、「見て・聞いて・触れて」の重要性について改めて理解を深めることができました。インストラクターの優しい指導 😛 により、チーム力(口述、共有、判断)がアップしていくのが感じられる貴重な体験ができました。
ぜひ、ご興味のある方は参加してみてはいかがでしょうか。
※INARAS(Immediate Nursing Assessment Recognition Stabilization)