2014/02/02
008 臼杵磨崖仏
 院長ブログ
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地展のテーマ地である、臼杵(大分県臼杵を描く絵画展http://chiten-japan.art.coocan.jp/)に、平成25年5月の連休を利用して行ってきました。こんなことでもなければ一生行くことはなかったかもしれません。平安時代後期~鎌倉時代に彫られたとされるたくさんの石仏が(60余体あるそうです)、彫られた当時の場所に(磨崖仏ですから当然ですが)残っています。長い年月の間に風化して形が変わっているものもありますが、ノミあとが鮮やかに残っているものもあります。近くの寺には磨崖仏を作るよう指示した僧侶夫婦、また彫った人物の像も祀られています。彫られた時代の日本人平均寿命は30歳程度だったそうです。病、老、死、苦が今よりももっと身近にあった時代に何を祈って石仏を作ったのか、思わざるを得ません。

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F10号

 

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